ちょっと雑学も
あのモアイ像で有名なイースター島、復活祭のイースターと名前が同じですよね。
これは1722年のイースターの日に、オランダの提督ロッゲフェーンが西欧人ではじめて子の島を発見したことにちなんで命名されています。1774年には海洋探検家のキャプテン・クックも訪れました。
スペイン語でも「復活祭の島」という意味の“イスラ・デ・パスクア”という名称ですが、本来の名前は現地の言葉で“ラパヌイ(大きな島)”といいます。
■聖母マリアのユリは実は日本生まれ
イースターに教会に飾られるのが、「イースター・リリー」と呼ばれる白いユリの花。白ユリは純潔のシンボルであり、聖母マリアを象徴する花として親しまれています。昔は「マドンナ・リリー」と呼ばれるユリが主流でしたが、19世紀にシーボルトが日本の「テッポウユリ」を紹介してから、圧倒的な人気となりました。小ぶりで可憐なマドンナ・リリーが一般的だった欧米人は、大きく凛としたテッポウユリの姿に瞬く間に魅了されたようです。
■日曜が休日なのはキリストが復活したから
イエス・キリストは13日の金曜日に処刑され、葬られました。翌日は神の安息日だったため、3日目の日曜日に神の力で復活を果たしました。
この奇跡を祝うために教会で礼拝を行う習慣ができたことから、週のはじめの日でありながら日曜日は休日となったのです。
■ITの世界にもあるイースターエッグ
コンピュータのソフトウェアや書籍、CDなどに隠されている、本来の機能・目的とは無関係のメッセージや画面のことを「イースターエッグ」と呼びます。イースターの日に子どもたちが隠された卵を探す遊び「エッグハント」にちなんで名づけられました。コンピュータ上で特定の操作を行うと、企画・開発スタッフの一覧やゲーム、アニメーションなどが表示されます。